「誰がつくったものですか?」 | ハニーマザー

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「誰がつくったものですか?」

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こんにちは。ハニーマザーキッチンの西田晴美です。

暑さが少しずつ本格的になってきました。

雪国生まれの私は、暑さによわいと思いきや ・・・ 実は寒いのが大の苦手。

私が生まれ育った山形県はたくさんの雪が積もりますが、夏はとにかく暑い!! そして夏が短い。(お盆過ぎたら、すぐ冬です。笑)

そして、美味しいものがもたくさん♪

・さくらんぼ(山形の代名詞!)
・ラフランス
・山菜
・山形牛
・きのこ

などなど。

小さな頃から、当たり前のように食べていたものは、県外で生活するようになった時に初めてその美味しさに気が付きました。

とくに、お米とお水。(お水が良くないと美味しいお米は絶対に作れないらしいです)

私が普段食べているのは叔父が作っているお米で「つや姫」という品種。粒が大きくて、冷めてももっちりしていて、美味しい!


「つや姫」という品種はもちろん素晴らしい品種なのですが、それよりも「叔父が作っているお米」が私にとっては特別なのだと思います。

 

 

今あなたが食べているものは誰がつくったものですか?

生産者や製造過程がイメージできないのが現代の「食」事情。

私がベジタリアン料理を学んだ先生が、「商品を買うっていうことは、その商品を作っている会社に投票することだよ。」とおっしゃっていました。
それは、お菓子を作る原材料においても一緒。

なくならないで欲しい!と思う企業から原材料を仕入れよう。という想いは菓子製造を始めてからずっと思っています。

小さな工房ですからそんなに大量に仕入れるわけではありませんが、それが商品となり、たくさんの人の手に渡ることで、大きな意味が生まれるような気がします。

そして、山田錦サブレです!(ここまでくるのに、だいぶ時間がかかりました〜。)

山田錦サブレ 左から「黒こしょう」「トマト」「ターメリック」「ピスタチオ」

とっても素敵な、そして熱い思いのある生産者さんとの出会いから、私は「山田錦米粉」の魅力にどはまりしました。

とってもとっても貴重な米粉なんです!!

甘みがとても強いけれども、水分量や粘りが極端に少ない。この特徴をどう活かすか!?楽しくも辛い試作の日々。笑

自分が食べた瞬間美味しい!と思えるまで繰り返します。(途中で必ず迷走します。)

そして、スタッフみんなが「よし!」と思える商品に仕上がったものだけが世に送り出されます。(ボツ商品も多数・・・)

そんなこんなで誕生した「山田錦サブレ」

兵庫県多可町の農家さんが心を込めて育てられた無農薬の山田錦米を使って、ハニーマザーの製造スタッフが一枚一枚丁寧に焼き上げました。

焼きあがったばかりの工房にはビストロのようなうま味の香りが溢れる

最後に私の持論ですが、「性格の良い人が作る食べものは美味しい。」

山田錦サブレ、とっても性格の良い素直な味わいです^^

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この記事を書いた人

西田晴美

西田晴美

山形の米農家に生まれ育ち、神戸から米粉で日本農業を応援する二児の母。長女の食物アレルギーをきっかけに、グルテンフリーやローフード、ベジタリアン料理の研究をはじめ、2014年には垣根のない食を提案する料理教室「ハニーマザーキッチン」を開設。
ハニーマザーキッチン主宰/野菜ソムリエプロ/ローフードマイスター/Neo ベジタリアン料理上級指導者

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