ジェラートの素材から | ハニーマザー

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ジェラートの素材から

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みなさんこんにちは!ハニーマザーの西田恵美子です。

この夏も多くの方にお召し上がりいただいている「お米のジェラート」。その中の人気フレーバーの「焼き芋&焼きリンゴ」はハニーマザーの自社農園で採れ神戸店のキッチンでソースになり全国にお届けしています。

自社農園の自然栽培さつまいもがたっぷり

今年は2回目のさつま芋作りです。苗を植え終えて、昨年の作付け日記を見ていると昨年は5月30日に180株の苗を植えていました。
それに比べて今年は寒かったのもあり、随分と遅くて6月12日に150株を植えました。

「自然農法」は変わりなく無農薬・無肥料で木のチップのみ入れています。
木のチップは枝などを始末した時に機械で粉々にしたものです。
生木は柔らかくチップにし易いのですが、古くなると固くなるので、チップにして積み上げて長らく置いておきます。

畑をするようになって天気や気温に関心を持つようになりましたが、今年は天候が不順で、農作物作りには良くないように感じます。
発芽の状況も雨や太陽に左右され、思うようには行きませんでした。
新米の畑作業では戸惑うことが多いですね。

さつまいもには、安納いも・紅はるか・紅あずま・鳴門金時・シルクスイートなど品種も多様ですが、「自然農法」では紅はるかが一番合うと言う畑の先生のアドバイスに従い「ハ―マザー農園」では紅はるかを主に栽培しています。

また、コンパニオンプランツと言って、相性の良い作物を近くに植えることでお互いが助けあうという植物があるようで、今年もさつま芋には赤シソを一緒に植えました。

皆さん雑草防止にマルチを掛けられる方が多いのですが、マルチはビニールですので廃棄のことも考えて「ハニーマザー農園」では使いません。雑草も昨年より今年の方が成長著しく、さつま芋の葉の成長より旺盛に感じます。天候が悪いと雑草も頑張るのかも知れませんね。

昨年と違い、今年はさつま芋畑の草刈りをしました。草の根っこには様々な菌や養分が有るので、さつま芋の葉っぱが太陽の光を受けられる程度の草刈りですが、蚊と闘いながらの草刈りはつらいものが有ります。

畑作業をしていると、害虫や蚊に悩まされますが薬品は使わないで手作業で格闘しています。人間には都合が悪くても虫くん達は懸命に生きているのですから、退治するのも申し訳ない気持ちを忘れずにいたいものです。

自然栽培農法は雑草や虫たちと共存しながら進めていく農法。

人間も虫くん達と同じ自然の一部であり、自然の恩恵をいただいているのですから自分たちは特別だと思わない方が良いでしょう。
畑をするようになって、人間の傲慢がやがて人間自身の首を絞めることになるのではないかと心配になっています。

自然の営みから遠のくほどに、人間は感謝や謙虚な気持ちを忘れるのかもしれません。
毎日、気にかけて畑を見ていますと、植える場所や時期によって随分と作物の成長は違うことに気が付きます。
今年のさつま芋は天候が悪く不安もありますが、農薬も肥料も使わない自然のエネルギーたっぷりのさつま芋を味わっていただけると嬉しいです。

神戸店では11月頃から自社農園の焼き芋が店頭に並びます

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この記事を書いた人

西田恵美子

西田恵美子

株式会社ハニーマザーの創設者。20代は3人の子供の出産と育児に追われ、30代は社会との接点を求めてボランティア活動やアルバイト。40代後半でハニーマザーを立ち上げ、70代になる現在は自然農法農業を通じ、極力自分の食べるものは自身で世話しようと勤しむ毎日。

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