焼きいもジェラートが新登場 | ハニーマザー
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コラム

焼きいもジェラートが新登場

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最近は冬に温かくしてアイスを食べる?なんてことをされる方もいらっしゃるようで、それなら冬にあうジェラートをということで「焼きいも&焼きりんご」がこの度初登場致しました。

無農薬栽培で育てたさつまいもの焼き芋と焼きリンゴを合わせて作るジェラートはヴィーガンの方も食べれる優れもの
無農薬栽培で育てたさつまいもの焼き芋と、焼きリンゴを合わせて作るジェラートはヴィーガンの方も食べれる優れもの

さつまいもは有機or自然栽培にこだわつて作ったものを使い、神戸店の遠赤外線やきいも機でりんごと一緒にじっくりほくほく&トロトロになるまで焼きます。

それを店内キッチンで、てんさい糖や有機シナモンと合わせて、コトコト煮てスイートなソースに仕上げ、お米のジェラートに仕上げ出来上がり。

この原材料の「さつまいも」ですが、今年は自社農園にて自然農法で作ったものが含まれています。(一部他の有機農園さんのさつまいも使用)

今回は皆様に召しあがっていただくこの「おいもさん」の誕生秘話をお届けいたします。

自然農園のはじまり

みなさまこんにちは。ハニーマザーの西田恵美子と申します。

実は私、ハニーマザー農園の管理人をしております笑

畑をするきっかけになったのは今から5年ほど前、隣の雑木林100坪にスズメバチの巣を見つけこれは危ないと思い、持ち主に電話連絡をした事から始まります。
持ち主に連絡したら管理できないから購入してほしいとの事、そこで隣の雑木林を格安で購入し、半分の木を伐りスズメバチが巣を作らないようにしました。

木を切った後の空き地を見たとき、誰しもその土地を何かに活用したいと考えるでしょう。私も将来の食糧危機に備えて少しでも食料を確保したいと考え、細々と家庭菜園を始めました。それも仕事の合間の手慰み程度です。

自然農法の師匠とのご縁

その頃、たまたまアーチェリの指導者で「自然農法」をしている堀本先生と巡り合いご指導をしていただくことになりした。

この雑木林には農薬も肥料も入っていない事から「自然農法」にぴったり! 「自然農法」は農薬・肥料・水やりもいらないので私にぴったり! 簡単で面白いので、畑作業にどんどんのめり込んで行きました。

それでも、高齢者の私には、木の根っこや大きな石を取り除く毎日に私の膝はついに動かなくなり、正座できなくなってしまいました。

そんな中、近くの農業経験豊かなおじいちゃん達の助っ人も加わり、なんとか作物を作り続けるうちに「自然農法」の畑も畑らしくなりました。3年程前からニンニクや大根、ジャガイモ、玉ネギ、苺など限られた野菜ですが、少しずつ収穫もできるようになっていきました。

畑日記をつけ、種植えや収穫の管理や畑のレイアウトなど農作業はかなり頭と体を使います。認知症予防や体力向上には最適です 笑

おまけに、育てる喜びや収穫の楽しさは何物にも変えがたいものであると思いました。そして何より、新鮮で農薬のない安全な野菜は美味しく、栄養価も高くて最高のご馳走です。

焼いもミッション始動

そんな畑作業新米の私に、ハニーマザーで「焼き芋」を販売するから「さつま芋」を作って欲しいと社長からのミッション。
初めてのさつま芋作りにチャレンジする事になりました。芋は誰でも作れるし、どんな土地でも作れるから大丈夫との励ましをいただき、少し汗ばむ5月に180株の苗を植えました。

自然農法で紅はるか・安納芋・鳴門金時の3種類に挑戦
自然農法で紅はるか・安納芋・鳴門金時の3種類を育てました

しかし、大失敗。草が生えないようにマルチ(雑草除けのビニールシート)を敷いて、朝に苗を植えたのですが太陽が強く、苗がサウナに入った状態になり、一部は枯れてしまいました。

先輩から、マルチを敷くなら植え付けは夕方にするものだと教えてもらい、早々にマルチを取り除くといった具合です。案外マルチを敷かなくても草は生えないので、これからはそのままで植えようと決めました。

また、コンパニオンプランツと言って、相性の良い作物を近くに植えることでお互いが助けあうという植物があるようです。さつま芋には赤シソらしいので、一緒に植えました。

どれも元気に大きくなりました。さつま芋の茎は戦争中の食糧難によく食べられたようですが、夏前の若い茎は柔らかく、葉もニンニクと炒めて塩コショウするととても柔らかくて美味しいものです。今はビタミンも豊富なので美容食として人気が有るようです。

収穫期を迎え

さつま芋を育てるのは、手間がいらず割と簡単ですが、掘り出すのには注意がいります。
子供のころの芋掘りしか経験がない私は、さつま芋を上手に掘れずに折ったり、傷つけてしまい商品にならないものが沢山出来ました。

今年はハニーマザーのスタッフのお子さん達も芋掘りに来ましたが、子供達の手が器用で上手に掘っているのには驚きました。
1年目は初めての事ばかりで、天気を見て、収穫の時を探りながら、掘ったさつま芋を洗ったり、干したりと思いの外農業は手間がかかるのだと思います。少しはお百姓さんの気持ちが分かるようになりました。

こんな新米ですが、無農薬、無肥料で安全な「焼き芋」を皮ごとお召し上がりいただけると思うと嬉しくなります。身と皮の間に栄養が詰まっています。是非、ハニーマザーの「焼き芋」を皮ごと美味しく食べて健康にお過ごしいただきたいです。

食べ物は命を育みます。できるだけケミカルなものは避けて、自然に近いものを召し上がっていただきたいと思っています。

この時収穫されたさつまいもは、冒頭のジェラートソースとして全国の皆様にお届けしています。

また神戸店では毎日やきいもとして老若男女問わず楽しんでいただいております。是非神戸店のお近くにお越しの際はご賞味下さいませ。

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この記事を書いた人

西田恵美子

西田恵美子

株式会社ハニーマザーの創設者。20代は3人の子供の出産と育児に追われ、30代は社会との接点を求めてボランティア活動やアルバイト。40代後半でハニーマザーを立ち上げ、70代になる現在は自然農法農業を通じ、極力自分の食べるものは自身で世話しようと勤しむ毎日。

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