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考え方の変化

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ハニーマザーにはニュージーランドのはちみつ以外に、自家製スイーツがあります。

食材を加熱しないローフードという製法や、小麦を使わないグルテンフリー。白砂糖を使わず、ニュージーランドはちみつで甘味を表現しているものなど、どれもこだわりの品です。

 

 

元々は娘の食物アレルギーがきっかけで「こんなものが世の中にあったらいいな?」「同じような事で困っている人の幸せにつながるかな?」という思考がはじまりで、今では商品数も増えて、神戸店でしか味わえない、甘酒と豆乳で作った、お米のソフトクリームという商品サービスも生まれました。

このソフトクリーム、京都は伏見のヴィーガンレストランの有名店「ビーガンズ」さん(現在は閉店)で提供されていたソフトクリームで、乳成分を含まないソフトクリームの品質に感動し、その場で店長さんに扱わせてほしいと懇願したところ。。

石川県の能登に近い地域で、元ビーガンズのオーナーの松田さんご夫婦が自然栽培のお米をつくり、それを自然発酵で甘酒にしさらにそれをソフトクリームにしているとのこだわりよう。

これは行かねば!ということで、連絡するとあっさりと快諾をいただき、現地で色々とご説明とご指導をいただき、昨年の10月のハニーマザー神戸店リニューアルの代名詞として、現在は多くの方にお召し上がりいただいています。

 

 

きっかけがあり変化につながる

アレルゲンフリーをきっかけにはじまり、石川県の松田さんご夫婦の作るソフトクリームに出会い、さらに自社製造のグルテンフリースイーツの材料として使っている米粉をとおして、日本の農業に何か協力できるかも?と考えが徐々に変化していきました。

最近では酒米の代表格である「山田錦」を無農薬栽培されている農家さんとつながるご縁をいただけそうな予感です。

これもまた人の出会いで、山田錦の農家さんとつなげていただけるきっかけになった「空庭みよこ」さん。日本の農業を真剣に考える情熱家であり、生産者さんと消費者をつなげる活動を行ってらっしゃいます。

 

真剣なことを上手にふざける天才 空庭みよこさん

空庭さんの活動はこちらから

山田錦というお米は、こしひかりなどと比べて、デンプンに含まれるアミロースという成分の割合が多く粘りが少ないため、米粉にしてもベタベタしすぎないという利点があります

さらに米粉にする手法も、湿式気流粉砕式という方法を取り入れ、機材で削り粉砕するのではなく、米と米をぶつけて細かくすることで、でんぷんを損傷することなく、ふっくらきめ細かな米粉に仕上がります。

 

 

この確かな生産者さんが作った、安全なお米から米粉ができ、それをハニーマザーのスイーツに使い、またその米粉を商品とすることで、身近な生産者さんの想いを私たちが皆さんにお届けできる日が近いかもしれません。

 

生産者さん無くして消費はなりたたず、消費がなければ生産は続かない。

環境問題が世界中で声高に叫ばれる昨今では、誰がどのような思いで、どのような手法で作っているものなのか?

そこに注目することは、サスティナブルな社会が求められ今、販売者として大きな責任だと考えています。

 

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この記事を書いた人

西田智祐

西田智祐

株式会社ハニーマザー代表。東京のデザインホテルのバーで、バーテンダーとして修業後、独立を目指し神戸へ帰郷するも、創業者である母親の病をきっかけにハニーマザーに入社。その後ニュージーランドで語学・文化・蜂蜜について学ぶ。人と接することが好きで、お酒を交えての談笑は至福の時間(大人数は苦手)。休日は家族と過ごしたいが、ティーンの娘に疎まれることもしばしば。

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